2019年11月30日土曜日

猫呼ぶスイバルデジカメの再来 ニコン・COOLPIX990

前回の投稿からかなり時間が経ってしまい…そろそろ投稿と思ってもズルズル来てしまい。
ようやく時間ができ、気が向いたので投稿します。

今年9月、2000年発売当時の希望小売価格125000円だったのが、ジャンク品とはいえわずか300円というビックリ価格で手に入れました。
ジャンク品で、結構使い込まれた代物。
E950が不動品になり、COOLPIX S4を手に入れたもののマニュアルがあまりにも弱くて不満だらけだった所に登場したので、何も考えずに買ってきました。

レンズを正面に向けたみたところ。「いい画を撮って見せます」という雰囲気を感じませんか?
ニコン・COOLPIX990
正面
ボディカラーがグレーになり、アクセントカラーもバイオレットに。
デジタル一眼レフの登場で、「デジカメのフラグシップ」から「COOLPIXのフラグシップ」へシフトしたことを現しているかのよう。
グリップに埃がついていますが…結構埃がつきやすいので、あえて取らずに撮影。
ニコン・COOLPIX990
背面
撮影したカメラの機種がバレバレ…。
ニコン・COOLPIX990
ニコン・COOLPIX990
レンズ側の側面
COOLPIXロゴを斜体にしてXをつなげたエンブレム
ニコン・COOLPIX990
本体側の側面
ビデオ出力やデジタルI/O、CFスロット、ストラップホール
CFスロットが底面から側面に移動したことで、三脚にセットした状態でも抜き挿しできるように。
その分、グリップの張り出しは多くなりましたが。
ニコン・COOLPIX990
底面
日本製!
三脚穴が金属製になった。
撮影し忘れましたが、電池蓋側の爪が金属製になり、耐久性が向上…と言いたいけど、本体の爪受けが相変わらずプラスチック製で、グリップの出っ張り側にある爪受けが壊れて、手前の2か所だけで蓋を閉めている状態。
ただ、電極の板バネを調整して、負担が少なくなるようにした。
この個体は初期ロットなのか、CEマークやチェックマークがない。
グリップの出っ張りが大きくなった分薄く見えるけど、実際はE950よりも厚みがある。
ニコン・COOLPIX990
E950と並べてみる
アクセントの色以外にも、ボディカラーがブラックからグレーになった。
ニコン・COOLPIX990
ニコン・COOLPIX990
操作部の違い
十字キーが追加され、一般的な操作感になった。
しかし、液晶が少し小さくなった。
ニコン・COOLPIX990
E950、E990、S4を並べてみた
スイバル機の行く末を再現したみたいになってしまった…。
ニコン・COOLPIX990 E950、E990、S4の並び
ニコン・COOLPIX990 E950、E990、S4の並び
虹色に輝くNikonロゴ。
「スイバルの未来は虹色のように輝いていた」そんな時代に登場したE990。
しかし現実は…。
ニコン・COOLPIX990

実際に使ってみました。

最初コマンドダイヤルの接触不良があったものの、しつこく回転させたら解消。また、シャッターの全押しが微妙で、やや強めに押し込まないとシャッターが切れないです。
レスポンスは2000年発売のデジカメとしては良好。
当初、CF書き込み中は、フレーミングは可能だけど、シャッターを切る事はできないせいで「ずいぶん反応が悪いな」と思っていたけど、撮影直後のプレビュー表示中に、シャッターを半押しすればすぐ撮影可能になることを知って、猫撮影で試してみたら、ちょっとずつ仕草や表情が変わる猫を撮るのに便利だと感じ、多用するように。
ちなみに、CF書き込みの時間は長くて10秒くらい。

操作性ですが…コマンドダイヤルがグリップ側から背面に移動して、人差し指か中指で回していたのが親指で回すようになり、使い易くなった。
感触は、E950はだいぶ軽かったけど、E990は硬め。しかし、不用意に触れても回ることが無いので、安心感が有ります。
しかし、回す方向に戸惑うことが多く、例えば感度変更しようと思っても表示が変化せず、逆方向へまわし直し…と言う事が頻発。
また、ボタン配列もかなり変更され、E950と併用する時は混乱するかも知れないです。
最も、使いやすい方向に変更されているので、併用しなければ問題無いです。

持った感触は、グリップの張り出しと滑り止めが大きくなった分、持ち易くなりました。
レンズを回転させた時の感触も、E950は軽めだったけどE990は重めに。

実際に撮影してみると、やはりローアングルはとても便利で、手首をひねること無く、自然な操作感でシャッターが切れます。
ちょっと困ったのは、なかなか感度を上げてくれないこと。気付くのに時間がかかりました。ブレ防止よりも画質優先という考え方だと思われます。感度変更自体はすぐにできるのであまり不便ではないですが。
また、逆光には意外と弱く、そのままだと白っぽく写ることが多いので、露出補正するか、スポット測光を使う必要があります。
でも、発色は高級機らしく落ち着いた感じで、地味に感じる人がいるかもしれないですが、盛ったような発色よりは好ましいと思います。

そして…このデジカメを持ち歩いていると、E950みたいに、やたら猫と遭遇します!!
一体、どうしてなのか…。不思議な感じがしますが、「縁」なのかな?

撮った写真を上げようと思いましたが、数が多いので順次公開していきます。

それにしても、このE990を使っているうちに「スイバルデジカメは使っていて楽しい」と思うようになり、動くE950を手に入れたくなってきた…何処かに転がっていないかな?

リンク

ニュース系のサイトではほとんど取り上げられなかったようで、検索しても個人サイトが多かった。
公式サイトにアクセスしても、製品情報はあるけど日本語の説明書は無く、後継機E995の説明書を参考にしました。
ちなみに、英語版の説明書ならありますが、参考にするには厳しいです。

2 件のコメント:

  1. こんばんは。ご無沙汰しております。
    半年ぶりですねえ。どうしちゃったんだろうと心配しておりました。
    ちなみにこの半年の間に私の方は、ブログやTwitterを閉鎖するも結局また作り直したり、と迷走?してました(笑)(^^;
    よろしければ新ブログやTwitterの方でもまたよろしくお願いします。

    さて、カメラの話ですが、やっぱりスイバルデザインのメカニカルな機構って、カッコいいですよねえ。
    私が以前手放したE2500がまたちょっと恋しくなってきました。
    もしリサイクル店等で縁があったら手にして見ようかと思います。

    オレンジ像さんの猫写真、また楽しみにしてますね。

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    1. ふじやん。さん、コメントありがとうございます。
      そして、またバタついてしまってコメントチェックが遅れてしまい申し訳ありませんm(__)m

      やっぱり「デジカメならでは」のスイバルが最高です。
      E990を手に入れて、それまでオブジェ状態だったCOOLPIX S4を引っ張り出してこき使っています。

      そして、E2500と言わず、E3500やさらに上位の機種を狙ってみてはいかがでしょう。

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