2018年5月25日金曜日

ニコン・COOLPIX S4:迷機?懐かしの回転レンズ機

2005年に発売され、かつての2ちゃんねるでは散々な評価だった回転レンズ機。
そんな機種を2018年になって入手。どうしても気になっていたけど、箱や保証書以外揃った状態で発見。
やや迷ったけど、二度と新製品としても中古としても出る事が無さそうだったので…。お値段は税込1000円で1ヶ月保証付きの中古品。
ニコン・COOLPIX S4 購入時の状態
購入時の状態

なぜ回転レンズ?

一番手に馴染むデザインだから。
猫や低い位置に咲いている花を撮る時や、人混みでハイアングル撮影する時に無理な姿勢をしなくて済む。

実は、回転レンズ機は既にCOOLPIX950(E950)やDSC-F77Aを持っていて、E950は電源が入らなくなったり、突然フリーズする症状があって、騙しだまし使い続けたけど9000枚以上撮影したくらい大好きな機種だった。ただ、今は騙しも効かなくなり、休眠中。

F77Aはバッテリーが専用タイプだけど、それでも1000枚以上撮影してきた。ただ、構造的にハイアングルは苦手で、単焦点なのがやや惜しい。しかし、ポケットに入るスリムサイズで、サブカメラとしてよく持ち歩いた。

ニコン・COOLPIX950(E950)、COOLPIX S4、ソニー・DSC-F77A
左から、ニコン・COOLPIX950(E950)、COOLPIX S4、ソニー・DSC-F77A

そして、他の人が持っていないものが欲しかったから。性格的に横並びや人と同じ事をするのはあまり好きでは無い。そういう性格だからか、他の人になかなか理解してもらえない部分もあるけど…。
ニコン・COOLPIX S4
正面
外観は結構くたびれている。しかし、付属品は全く手付かずの状態で新品同様。
デザインは、無難な感じ?ニコンのSシリーズはスタイリッシュなモデルが多いけど、どちらかというとメカメカしい感じがする。

ニコン・COOLPIX S4
背面
ニコン・COOLPIX S4 画面表示
画面表示
最低限の情報のみ

液晶は2.5形で比較的大きいけど、画素数が11万画素しかなく、やや寂しい。
液晶の上にはボタン類が並んでいる。盛り上がっていて手探り操作しやすいけど、メニューボタンがすぐ分かるように突起などを付けて欲しかった。
一番右はスティックタイプのスイッチがあって、使いやすい。できれば、右に倒すと露出補正、または任意の機能を割り当てできればよかった。

ニコン・COOLPIX S4
上側
レンズキャップは開けた状態。
上にはモードスイッチや電源ボタン、スピーカー・マイク、シャッター・ズームレバーが並ぶ。
電源ボタンは少し凹んでいて、誤動作しにくいけど、手探りしにくい気がする。
そして、レンズキャップが付いている。購入時点で片側のヒンジが割れていて、プラスチックが辛うじて残っていたけど、持ち歩いていたら取れてしまい、瞬間接着剤で軸を固定している。

ニコン・COOLPIX S4 レンズ側側面
レンズ側側面

ニコン・COOLPIX S4 本体側側面
本体側側面
AV兼USB端子、SDカードスロット、ACコード引き出し口

ニコン・COOLPIX S4 底面
底面
三脚穴と電池蓋
電池は単3を2本使用。この機種のメリットの一つで、どこでも電池が手に入り、不意の電池切れに強い。
しかし、バックアップ電池が既に死亡状態で、電池を交換すると全ての設定がリセットされてしまう。

ニコン・COOLPIX S4 レンズを手前に向けた
レンズを手前に向けた状態

ニコン・COOLPIX S4 付属品
COOLPIX S4の付属品
説明書類は新品同様で、CD-ROMやケーブル・ストラップの袋は未開封

10倍ズームの使い勝手は?

意外と手ブレしにくい。シャッターが1/100以上なら手持ちでもブレないで撮影できる。
フラットな状態で体に押し当てるとてブレしにくい。
カメラを置ける場所がある時は、レンズを回転させて上やに向けたり、フラットにしたりすればよりブレないで撮影できる。

その他欠点・長所など

一番の欠点が、10倍ズームの回転レンズ機なのにあまりにもマニュアルが弱いところ。
シャッター優先・露出優先を付けてくれとは言わないけど、せめてマニュアルフォーカスや、AFエリア選択、スポット測光、シャッター・絞りの表示は用意して欲しかった。

シャッター・絞りの表示は撮影中だけでなく、再生中にも表示できないのが残念なところ。
沈胴しないレンズや、羽根絞りなど光学系の作りがいいだけにもったいない。絞りのことはサイトに記述が無く、説明書の中に書いてある状態で、カメラメーカーとしてどうなのよ?と思ってしまう。

その一方、シーンモードは充実していて、どちらかというとシーンモードを駆使して撮影する事を意図した機種だと思われる。
また、ニコンならではの機能、BSS(ベストショットセレクター)は、ピントの他に、白とび最小・黒つぶれ最小・ヒストグラム最良から選べるようになっていて、マニュアル不足を多少補ってくれる。

ズバリ、買って良かった?

後継機種のS10は手ブレ補正や液晶の画素数アップ、液晶側の薄型化など、メリットも多いけど、電池が専用タイプだったり、レンズエラーが出るなど、まっしぐらに進化しなかった部分もあるのが残念なところ。

一方、手に入れたS4は今の所レンズエラーなどの致命的な不具合はなく、安定して動作している。

機能面で完璧とはいえないけど、割とコンパクトなサイズに10倍ズームと回転レンズを詰め込んだ機種と言う事で、もし興味があって、見かけることがあれば一度手にしてみることをオススメする。

ニコン・COOLPIX950(E950)とCOOLPIX S4
マニュアル撮影できて拡張性のあるE950
コンパクトになったけど、マニュアル撮影と拡張性が弱くなったS4
それでも回転レンズ機が大好きだ
メーカーサイト
COOLPIX S4 - コンパクトデジタルカメラ - 製品情報 | ニコンイメージング

4 件のコメント:

  1. 初めまして。Japanese Bloggers Info からお邪魔します。
    主に空を好んで撮っているふじやんと申します。

    私のカメラデビューが、親父が通販で買って、亡くなった後に形見分けで手にしたCOOLPIX 2500でした。

    やっと使い慣れてきた頃に壊れてしまい結局リサイクルショップへ手放してしまいましたが、思い出深いカメラです(^^)

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    1. 記念すべき初!コメントありがとうございます。
      そして、気付かずに放置して申し訳ありませんm(__)m

      E2500は、F77Aとは構造が違いますが、レンズがカバーされて、おしゃれなデザインの機種でしたね。

      ちなみに、自分のデジカメデビューが中古で購入したE950。手に馴染み、とても使いやすい機種でしたが、記事の通り電源が入らなくなり、放置状態です。
      いずれこの機種も取り上げたいと思います。

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  2. こんにちは。
    こちらにコメントした事もすっかり忘れておりました(笑)
    E950の記事、また楽しみにしてます(^^)

    ところでコメントの件ですが、通知メールの再設定で通知メールが届くようになるかもしれませんよ。以下の記事をご覧になってみて下さい。
    Bloggerのコメント確認通知メール機能の設定方法(ブロギングライフ)

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    1. こんばんは。
      再びのコメントありがとうございます。

      E950の話題は、ネタ切れになったら出そうと思っていましたが、楽しみにされると早めた方がいいのかも、と思ってしまいます。

      コメントのメール通知ですが、教えて頂いた記事を参考に再設定しました。

      まだ発展途上のブログですが、これからもよろしくお願いします。

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